おはぎとぼたもちとお彼岸

たべもの

ひこばえです

もうすぐ春の彼岸、お彼岸ですね

お彼岸の時期によくお供えや和菓子として出るのが、おはぎ・ぼたもちです

このふたつ、まったく一緒の食べ物と知ってました?

この記事を読むと、おはぎ・ぼたもち、いわゆるお餅の和菓子のことと、お彼岸のことが少しくわしくなれます

お彼岸とおはぎ・ぼたもちの関係

お彼岸は、春分の日、秋分の日を中心として前に3日、後ろに3日、合わせて7日間がお彼岸となります

なので、1年に2回、14日間あるんですね

お彼岸というのは、日本独特の文化だと知ってました?

仏教が生まれたインドでも興隆の地である中国にもないそうです

そのお彼岸や忌明けに、おはぎ・ぼたもちを食べる風習が江戸時代に定着したようです

なぜそのような文化が定着したのかはいろんな説があるようですが

  • もともとは農家のクズ米を利用し餡(あん)をつけて食した間食であったものを、菓子屋が春秋の彼岸のお供えになるように美しい呼び名で宣伝したのがはじまりの説
  • あずきの赤色には、災難が身に降りかからないようにするおまじないの効果があると信じられ、邪気を払う食べ物として、先祖の供養に結びついた説

とか、ほかにもいろいろとあるようです

お彼岸のおはぎとぼたもちの違い

おはぎ・ぼたもちは基本的におなじ食べ物です

違うのは食べる時期なんです

おはぎ・ぼたもちを漢字では「お萩」「牡丹餅」と書きます

食べる時期なんですが、ぼたもちが牡丹の花が咲く季節で春の彼岸に食べるもの、おはぎが萩の花が咲く季節で秋の彼岸に食べるものとなります

季節に関係なく一般に販売される場合の名称は、おはぎが多いようです

おはぎ・ぼたもちのあんこは、つぶあんorこしあん?

おはぎ・ぼたもちといえば、おもちをあんこで包んだものですね

地域にもよるようですが、一般的におはぎは”つぶあん”を使い、ぼたもちは”こしあん”を使うことが多いようです

それは、秋のお彼岸はあずきの収穫期にあたり、とれたてあずきのやわらかい皮も一緒に潰して使うので、その季節の食べものであるおはぎはつぶあんを使い、春のお彼岸は冬を越して皮の硬くなったあずきを使うため、そのまま使うと食感が悪くなるので、皮をとりのぞいたこしあんをぼたもちには使うそうです

おはぎ(つぶあん)

ぼたもち(こしあん)

おはぎ・ぼたもちの別名

食べる時期により名前が変わる食べもの、おはぎ・ぼたもちですが、秋と春の季節以外の季節、夏と冬の時期の名前はないのでしょうか?

あるんです

それが、「夜船よふね「北窓(きたまど)」です

夜船で、北窓となるそうです

地域によっては、「隣知らず」とかの別名もあるようです

この夜船・北窓の名前には花の季節が共通である、おはぎ・ぼたもちのようになにか共通点があるのでしょうか?

どうやら、おはぎ・ぼたもちの作り方の特徴でこのような名称がついたようです

一般的なおもちは、もち米を入れた臼(うす)に杵(きね)でぺったんぺったら突いて作ります

なので、隣近所にはあのおうちはおもちを突いているんだなってことがわかります

けれど、おはぎ・ぼたもちは、臼に杵で突かずに作るので静かに作れちゃう

なので、おもちなのにいつ突いたのかわからない

”つき”知らずから

”着き”知らず「夜船」(夜の船はいつ着いたのかわからない)

”月”知らず「北窓」(北の窓からは月が見えない)

と名称がついたようです

むかしのひとはしゃれてますね

まとめ

おはぎ・ぼたもちは基本的に同じ食べものだということがわかりました

春の牡丹の花が咲く季節のお彼岸に食べるのが”ぼたもち”

秋の萩の花が咲く季節のお彼岸に食べるのが”おはぎ”

夏の季節に食べるのが”夜船”

冬の季節に食べるのが”北窓”

春と秋のおはぎ・ぼたもちは花の名前から

夏と冬の夜船・北窓は作り方の特徴から

このように同じ食べものなのに名前が季節によって変わるなんておもしろいですね

昔のひとのしゃれのセンスはすばらしいです

以上、おわりん

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